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メディア論の入り口となる本でした。マクルーハンというメディア論の第1人者とも言う人の概論を現代のメディアやコミュニケーションツールと、それを利用する私たちに置き換えて話を進めています。著者の小林さんの視点で解釈がされているのが分かりやすかったです。
中でも、以下の2点は非常に共感出来たし、大事なことだと感じました。
【メディアのもつ「強化」「衰退」「回復」「反転」という側面】
とても参考になった。1つのメディアに接する時も、日頃意識していないこれら4つの側面はなんだろう?と想像しながら接していくといつもと違う感覚で接するようになるのかな?と思います。今の時代、メディアの作り手が、これをもっと意識してもいいんじゃないかと思った。
【多様性を減少させる状況が進みつつある。】
インターネットのフィルタリングやビッグデータの活用は多様性を失わせる。これは、web2.0以前から言われて来たことだけどやっぱり日々重要になっていくと思う。うん、大切。
そして、メディアを使って行く事、拡張していくことを通じて、現代の「メディアはマッサージである」意味を考えて行ければと思います。
以下気になる所のメモ。自分用のただの羅列です。
・293での誤字。文ではなく多分「分」。
・人間の拡張であるという考え方。フィンランドのカニー(Kanny)
・マクルーハンがエドモントン出身だったこと。
・アフォーダンスというデザインの考え方
・視覚的なブログと聴覚的なLine
・古い価値観を更新することを怠る事による新しい技術によってもたらされる不安や苦痛
・手元にあるツイッターと携帯電話というメディアが過度な情報発信を人間に促した結果。。。
・メディアがホットになるということ。
キュレーションの事
忘れられる権利の事
クールからホットになるということ。
☆メディアのもつ「強化」「衰退」「回復」「反転」という側面
・地球村の現代の行く末
☆多様性を減少させる状況が進みつつある。